化学者と数学

昨日の日記に多少関連する話題。
数学/物理を得意とした化学者というと、真っ先に福井謙一先生の名が挙げられる(いの一番にもってくる理由は色々あるがここでは書かない)。福井先生はもともと数学を大の得意とされていたらしいが、大学進学にあたり叔父に「数学が好きなら化学をやれ」と言われ触発され化学の道に進んだという。私も高校生当時に「数学が好きなら化学をやれ」などと言われていたら昨日の日記で書いていたように色々悩まなくてよかったかもしれないなと思ったり思わなかったりする。私も数学が得意だったが、精々言われたのは「工業化学科だったら凶大に入れるぞ」(by当時の担任)ぐらいだからなあw(一応補足しておくと別に凶大に行きたいから工業化学科に入ったわけではない。念の為。)そういえばあの当時は私は理学部に進学して数学で勝負しようなどという発想は全く無く、割と早い段階であっさり数学を切り捨てていたのが、あの潔さがどこから来たものだったのか今思えば謎で仕方が無い。
とまあ私のことはともかく、去年ぐらいに買ってほとんど読まずに実家に眠っている福井先生の本の存在を思い出したので、来週実家に帰って回収した後、パクリ企画第二号「今日の福井謙一(仮)」を始めようかと思います(割と本気)。