GW日記(5/7)

何時の間にか実家から自転車で5分ぐらいの所にある高校の近くに来来亭ができていたので、GEOにDVDを返却しに行きがてら行ってみた。
相変わらず殺人的に混んでいた中で、こってりチャーシュー・麺硬めネギ多めを注文。相変わらずなかなかの味である。まあこの辺りにあるラーメン屋の中ではトップクラスであろう。
スガキヤはこういった形では出店出来ないから不利だなと思った。

DRAGONBALL EVOLUTION

DB好きの同期から「割と面白い」と聞いたので今更視てみた。まあネタ動画です。

一応ネタバレを含むので以下続きを読む記法で。
設定からして結構無茶である。主な登場人物の設定はこんな感じ。

悟空
  • 高校生。祖父・孫悟飯と同居。御飯に拳法を学ぶ。
  • 学校では変人のため虐めを受けているが、御飯により「喧嘩は禁止」されているため、力を出せず悶々としている。
  • 設定:魔人ブウ編の御飯、性格:原作最終話〜GTの悟天。
チチ
  • 御飯と同級生。隠れ拳法使いで、御飯が「気」を使うところを目撃して以来懇意に。
  • 設定:魔人ブウ編のビーデル
ブルマ
  • 「大学で応用科学と兵器学を専攻」し、二丁拳銃を振り回す科学者。何この素敵設定。
  • ドラゴンレーダーを片手に、奪われたドラゴンボールを追っていたら悟空の家へ。以後同行。
  • ドラゴンボールで叶えてもらいたい願いは「無限の電力を生み出す科学的発見の達成により有名になること」。ちなみに原作では「素敵な恋人」。思考が現実的すぎる。
  • 世界観ブレイカー。この人が銃を振り回しすぎるせいで「これドラゴンボールだよね?よくあるハリウッド映画にしか見えないんだが」と思わざるをえない。
  • 何故かヤムチャと懇意に。
ヤムチャ
  • 落とし穴トラップで悟空達から金品を巻き上げようとした盗賊。亀仙人に脅されてアッサリ降参し以後何故か同行。
  • 戦闘シーンはないため戦闘力は不明。多分ブルマより弱い。
  • 原作より扱い酷い。
亀仙人
  • 御飯の師匠で拳法使いというあたりは原作と同様。
  • が、外見は完全にその辺のオッサン。爺さんですらない。
  • 一方、後半に出てくる亀仙人の師匠は「外見が亀仙人」。師匠との挨拶は「ナマステ」。色々間違ってる。
  • ピッコロに「マフーバ(魔封波)」を放ったのち、大猿化した悟空に殺されるが後で生き返る。
ピッコロ
  • 肌が緑色でパワードスーツを着込んだ大魔王。何故か封印から甦りドラゴンボールを集める。触角なし、五本指。
  • 手下は原作ではピラフの手下だったマイと、「大猿」。



ストーリーに関しては省略。まあドラゴンボールなので「ドラゴンボール集めて悪人倒して以下省略」で済むのだが。


上映直後は「この映画を作った奴はドラゴンボールをわかっていない」などと酷評されていたのでそんなに期待していなかったが、視聴後の私の感想は「これほどドラゴンボールに対する理解と愛情が感じられる映像化はない」である。
欧米でドラゴンボールといえばサイヤ人編以降の「ドラゴンボールZ」が常識であり、それ以前の少年悟空編は無名に近い。わざわざそのサイヤ人編以前からエピソードを汲みとって映像化するとは、並の欧米人の発想では出来まい。脚本家は原作から相当に読み込んでいるドラゴンボールファンであろう。


そんなわけで存外に楽しめた。冷静に映画として評価すれば今ひとつだがネタ動画としては優秀なので、話のタネとして視ておくのは損ではないと思う。