秋の信濃を往く〜戸隠神社(宝光社、火之御子社)篇
そんなわけで長野駅からバスで宝光社宮前まで来たのですが、移動に軽く1時間近くかかりました。出発からあわせると5時間ぐらい移動に費やしている計算になります。ゲンナリ。
前述したようにこの路線のバスの本数は異常に少ないので、ここに来るには予定時間をきちんと考えておかないと厳しいです。
さて、戸隠神社ですが、例によって基礎データをWikipediaから拝借。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%B8%E9%9A%A0%E7%A5%9E%E7%A4%BE
社名 | 祭神 | 成立年 |
---|---|---|
宝光社 | 天表春命 | 1058年 |
火之御子社 | 天鈿女命 | 1223年 |
中社 | 天八意思兼命 | 1087年 |
九頭竜社 | 九頭龍大神 | 不明 |
奥社 | 天手力雄命 | 不明 |
この神社は手前から宝光社、火之御子社、中社、九頭竜社、奥社の五社から成っていて(厳密には火之御子社と九頭竜社は違うのですが)、隣接している九頭竜社と奥社は除いてどれも結構離れているので、全て巡るのは大変です。ましてや徒歩。
位置関係は公式サイト(http://www.togakushi-jinja.jp/shrine/zu/index.html)を参考に。
宝光社
奥社まで行って、上から下ってくるというルートも考えましたが、そんなチート紛いな事はできそうにありません。正々堂々と正面から突撃です。
ということで一番手前の宝光社です。
この最寄バス停で降りたのは私だけでしたが。皆さんどこへ?
ともかく境内へ。部分的ですが、紅葉が美しい。ってこの正面の階段は一体…。
階段途中。右手にも何かあるみたいですが。
到着。先客が二名ほど居ましたが…って二人だけかよという感じです。えらく閑散としています。こういう空気は好きですけどね。
祭神は天八意思兼命の子である天表春命だそうです。
というわけで次の火之御子社へゴー。
休憩
だがちょっと待って欲しい。今何時だ?ということで丁度正午に差し掛かる頃でしたので、付近の蕎麦屋へ。戸隠といえば戸隠蕎麦。
戸隠蕎麦の基礎データを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%B8%E9%9A%A0%E3%81%9D%E3%81%B0
まあ大体このデータどおりの蕎麦が出てきました。独特の歯ごたえがあって美味しい。前菜の漬物も良かった。
窓から見える風景も中々乙です。
火之御子社
さてさて火之御子社へ向かったわけですが。公式サイトのマップを見ると宝光社からすぐ近くにあるように見えたのですが、全くとんでもない話で、全然見つからない。どこかで見落としていないか?と半信半疑になりながら歩いていました。神道(かんみち)を歩いていくというルートもあるようでしたが、宝光社からの神道を見てみたところかえって迷子になりそうだったので道路側を歩いていたのですが、道路は道路でどう見ても歩行者が安全に歩けるように十分な幅がないのでこれまた危険でした。
で、12分ぐらい歩いてようやく発見。
完全に無人神社でした。社務所もなし。無神神社でないだけ良いですが。祭神は天鈿女命と言い、天岩戸に引きこもり中だった天照大神を外に引っ張り出すきっかけを与えたとか言う凄いのか凄くないのか微妙な女神様だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%BA%E3%83%A1
そういえばここには西行桜という桜がありまして、かつて西行が善光寺参詣ついでに戸隠に来た折、このあたりまで来たとき付近の子供をからかおうとした所、逆にやり込められて「神域ヤバイ」と思って引き返したという説話があるそうです。この看板に書いてあったことですが。
まあ秋なのでこんなものです。
と、これで2/5ですが、まだまだ苦難の道は続きます。