「剣」の宮、熱田神宮を参る

ちょうど実家に帰っていたので、三種の神器の内の一つ「草薙剣(天叢雲剣)」を御神体とする熱田神宮に行ってみた。
基礎データは以下。
神社詳細:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E7%94%B0%E7%A5%9E%E5%AE%AE
御神体詳細:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%8F%A2%E9%9B%B2%E5%89%A3


パンフレットによると、祭神の熱田大神とは御神体である草薙神剣を御霊代としてよせられる天照大神とのことで、実質は皇室の御祖神である天照大神が祭神のようです。Wikipediaによれば明治以前は草薙神剣の神霊が祭神だったとありますが、このあたりは神社の公式見解では一切触れられていません。
御神体の草薙神剣は秘蔵中の秘蔵とのことで神職の方ですら見られないと言われており、本当に草薙剣がこの神社にあるのかどうか怪しいところではあります。しかし第二次大戦終戦前後に御神体を外部に移していたとWikipediaにあります(全くの初耳でしたが)ので、一応「御神体」は保管されているようです(この「御神体」が本当に「草薙剣」かどうかは諸説あるようですが)。
アクセスは、名古屋駅からだと名鉄で「名古屋→神宮前」だと乗り換え不要の220円で来られます。JRだと同じく乗り換え不要の180円、市営地下鉄だと久屋大通(桜通線)or栄(東山線)で名城線への乗り換えが必要で230円。今回は実家最寄の名鉄の駅からなので名鉄で。友人宅が近くにあるので神宮前駅は結構頻繁に来てたりします。

一の鳥居

木目剥き出しの鳥居です。二の鳥居、三の鳥居も同様の造り。

道中境内

車で来たかあるいは名鉄神宮前駅から来た場合、一の鳥居は通らず東側から入ることに。地下鉄では西側から。いずれの場合も一の鳥居はスルーされがちな位置にあります。
ちなみに境内は雲見山・蓬莱島と呼ばれる。

巫女さんも結構普通に境内を歩いています。

餌に夢中で無防備な鳩。

二の鳥居

結構人が多い。

三の鳥居

本宮

案外シンプルな造りです。

ならずの梅

花は咲くのに、実をつけたことは一度もないという不思議な木だそうです。

信長塀

織田信長桶狭間の合戦に勝利した御礼として奉納した、日本三大塀の一つ(他の二つは三十三間堂西宮神社)。

西楽所

大楠

弘法大師が植えたとも言われる樹齢千年を超える木。太ましい。

宝物館・文化殿

入ってすぐの所に巨大な太刀が展示されていました。所有の文化財では刀剣類が特に多いみたいですが、今回はパスしたので見てません。

別宮・八剣宮

一の鳥居のすぐ傍、西側にあります。祭神は同じく熱田大神


上知我麻神社もこの付近に。

境内の摂末社

名前がよくわからないので北から適当に羅列。





以上。神社全体としてはその重要度の割には意外とあっさりしているので、過剰な期待を持って訪れるとがっかりするかもしれません。
あと風が結構強かったのでオートフォーカスがうまく発動してくれなかったこともあり、ブレ気味の写真が多くなってしまったのは残念。

おまけ:本日のナナちゃん人形

割と待ち合わせ場所として使ったりすることの多いナナちゃん人形ですが、北にはJRセントラルタワーズが、西側にはソフマップビックカメラができたりしたので、今となってはこのあたりは位置的に結構微妙だったりする。