洛中洛外陰陽図〜陰〜

とうとう来てしまった。伏見稲荷大社


京都駅からJR奈良線に乗って二駅、伏見稲荷駅を降りれば目と鼻の先。

2009/08/01 19:25 伏見稲荷大社 入口鳥居

とりあえず宿へ行き、荷物を置いて夕食を食べてから伏見稲荷大社へ。

程よく暗くなって参りました。
楼門。ここでは狛犬の代わりに狐が出迎えてくれる。

本殿。不思議な雰囲気。

神社の全体図はこんな感じ。

公式サイトも参照。http://inari.jp/e_taishamp/e01.html
流石にお山巡りコースはやりませんので……。4kmとか鬼畜すぎるだろ常識的に考えて。

2009/08/01 19:33 伏見稲荷大社 千本鳥居

本殿左手の階段を上り、斎場の右に行くと有名な千本鳥居がある。

見ただけで中々怖い。
では、逝ってきます。南無。


懐中電灯を持ってくるべきだったろうか思っていたが、夜でも参拝に来る人は割と多いらしく、常夜灯が完備されているので杞憂であった。それでもそれなりに暗い。

デジカメはある程度の光量がないとうまく写真を撮れないので難しい。フォーカスが全然合わない。
ちなみにフラッシュを炊くとこうなる。

少し進むと分岐が。左右で行き先が違うとか、左右同時に一人ずつ入ると出たときにその人たちの精神が入れ替わるとかそういう類のトラップはないので安心(多分)。
せっかくだから、俺はこの右の鳥居を選ぶぜ!とばかりに右へ。

ちなみに数分歩いているとたまに他の参拝者と出会う程度のエンカウント率。もっと少ないかと思っていたけど、夜間参拝は案外ポピュラーなのか。
フラッシュ遊び。

この鳥居の配置間隔は異常。

2009/08/01 19:39 伏見稲荷大社 奥社奉拝所



もう何かの呪いにしか見えない。鳥居地獄。

奥社の左から新たなダンジョンのルートが。もう自動生成ダンジョンとしか思えない。


こんな風に所々分岐があるから困る。道に迷うのも困るのでメインルートを進む。

フラッシュ遊び2。うわ何この手形。只でさえ怖いんだから勘弁してほしい。

この辺りから暗い場所での撮影のコツを掴み始める。


光源が直接入らないようにして、かつある程度明るいようにすれば割と綺麗に写真が撮れるようだ。
伏見稲荷限定のテクニックのような気もするけど……。
しかし先は長い。

2009/08/01 20:02 稲荷山 三徳社

いつの間にか20時を回っていた。30分以上彷徨っていたのか。


京都市街を一望。中々良い眺め。

何か見えてきた。

2009/08/01 20:10 稲荷山 荒神

ここが四ツ辻の辺りらしい。明らかに中継地点ぽい。来た道を除いて分岐が3本あるので困る。

一ノ峯の方面に行けそうなルートを進む。


暗くて異様な雰囲気なのでかなり怖いのですが、ここいらの自販機の価格設定も中々怖い。

下界の100円増しって。
しかし一日中京都を歩き回って只でさえ疲れている上に山上りをして、体力が限界近いので仕方なく屈する。下界で買って持って来れば良かった。

2009/08/01 20:18 稲荷山 三ツ峰

ただでさえ伏見稲荷初見な上に、夜参拝とか難易度高そうだからまあ程々にして帰ろうかな、と思っていたのだが、気付いたらいつの間にやら何故かお山一周コースになっていた。何かに憑かれているのだろうか。


2009/08/01 20:24 稲荷山 二ツ峰

この辺りで先を歩いていた外人カップルに「ハーイ」などと話しかけられる。

(英語で)「きみ英語喋る?」(註:「喋れる?」ではなかったと記憶している)
「ちょろっとだけ」
「そうか…悪かったな」
何だったんだろう。ていうか英会話の勉強もせんとなあと思ったり思わなかったり。

2009/08/01 20:35 稲荷山 一ツ峰

上着

下山モード突入。

2009/08/01 20:38 稲荷山 御劔社


ちなみに鳥居は裏に寄贈者の名前、奉納日等が記されている。個人情報満載。

2009/08/01 20:48 稲荷山 御膳谷奉拝所

黄色の常夜灯で照らされてなかなか綺麗。


お狐様参上。

フラッシュ遊び再び。

「見てしまったか……愚かな人間め」とでも言いたげな御顔。
呪われかねないので程々に。


撤収モード再び。


2009/08/01 21:15 伏見稲荷大社 本殿

無事に下山。

お稲荷様有り難う御座いますとばかりに物凄い勢いでお賽銭を投じる。

道中で5円玉を使い果たしたのでこの辺りから気前よく50円玉とか100円玉とかを使い始める。
つーか上る前に本殿でお参りしてなかったなあ。

2009/08/01 21:24 伏見稲荷大社 楼門

ということで夜の伏見稲荷大社参拝完了。

結構怖い&疲れる道のりでしたが、一度は行っておく価値はあると思います。
言葉や写真には還元できない何かがそこにはあるはず。
少なくともデジカメには取り込めない情報が多すぎる。



ということでこの日はこれにて終了。



……まあ明朝もう一回登るんですけどね。