10月後半〜11月の読書録

前回の読書録以来あまり本を読んでいない希ガス

四畳半神話大系/森見登美彦

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

百万遍下鴨神社辺りに行きたくなって仕方なくなる、そんな一冊。
そういえば、夜は短し歩けよ乙女の文庫版が来月末頃出るそうですよ(って気付いたらいつの間にか12月寸前ですね)。ハードカバー出版から二年で文庫化って前例の殆どないようなペースですが、基本的に私は文庫でしか本を買わない人間なので、もっとペースを速めて欲しいところではある。

マン島の黄金/アガサ・クリスティー

マン島の黄金 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

マン島の黄金 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

短編集なのでちょこちょこ何かの合間に読んだり。諏訪への旅路にも同伴してくれました。実は一番最後のだけまだ読んでいなかったりするものの。
次に何を読むかは未決定のまま。どれがよいやら。

風林火山/井上靖

風林火山 (新潮文庫)

風林火山 (新潮文庫)

諏訪から帰ってきてからすぐに買って読んだ。去年のNHK大河ドラマの原作で、諏訪一帯が舞台の一部となっている。信玄が諏訪家を滅ぼした後自身の側室とした諏訪御料人(作中では由布姫)にかなりのウェイトが置かれており、諏訪地方の戦国史を楽しむための一冊とも言える(史実と合わない部分も多いようだが)。

ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)/Richard P. Feynman

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

下巻も買ったが、未読なので今回はとりあえず上巻のみ。
天才が天才を呼ぶのか、作中にはパウリ、アインシュタインオッペンハイマー、ボーア、フェルミフォン・ノイマンといった有名な物理学者がずらずら出てくる、と言っても出番は極めて少ないが。内容の大半は同僚やら職員やらをからかって遊んだ事の顛末であるが、時々ある真面目に書かれている(と思われる)部分がストレートに心に刺さる。下巻を読んでから詳しく感想を纏める予定。