秋の信濃・諏訪を往く〜総括篇

ということで11月1日〜3日の信濃・諏訪への旅はこれにて終了です。
11/1(信濃)

11/2(諏訪)

11/3(諏訪)

実際行って色々巡るのも大変でしたが、こうやってまとめるのも大変でした。まあそのいずれも楽しいから良いのですけどね。前準備(下調べ)、後調査・考察もまた旅の一部です。

やろうと思っていたけど出来なかったこと

これに関しては色々あるのですが。

  1. 諏訪七石探索:硯石、沓石、蛙石、小袋石、亀石、兒玉石、御座石の七つがあるのですが、いずれも見られませんでした。場所的に訪れるのが厳しいものもあるので全部は流石に無理でしょうが、一つぐらいは見たかった。
  2. 諏訪七木探索:桜湛、真弓湛、峯湛、檜湛、松木湛、橡木湛、柳湛がそれだと言われていますが、こちらに関しては情報が少なくどこにあるのか全く分らなかった。

これ以外では、諏訪湖付近の紅葉の名所巡りとか。付近とは言っても、ちと距離があるようなのでどの道行くのは難しかったかも。ちなみに七石も七木のどちらも、言われとか効用とか全然知りませんが…。

諏訪七不思議に関して

前述の通り諏訪大社全体と上社、下社とでそれぞれ異なるので、まとめついでに書いておきましょう。

名前 内容
1 元朝の蛙狩り 年初恒例の供え物の赤蛙がなぜか毎年必ず二匹捕れる
2 高野の耳裂鹿 御頭祭の供え物の鹿に必ず耳が裂けたものが
3 葛井の清池 上社の年末の神事に使った道具・供物を池に沈めると翌朝遠州の泉へワープ
4 宝殿の天滴 上社宝殿から滴る水滴を持ち帰って雨乞いをすると必ず雨が降る
5 御神渡 氷結した諏訪湖の氷隆起
6 御作田の早稲 六月末に植えた御供え物用の稲が八月に収穫できる
7 五穀の筒粥 やたら命中率の高い、粥を使った占い
8 穂屋野の三光 御射山御狩神事当日、昼なのに太陽、月、星が同時に見える
9 根入杉 夜になると何故かいびきをする迷惑な杉の木(秋宮の御神木)
10 湯口の清濁 秋宮の綿の湯に不埒なものが触れると濁る
11 浮島 春宮脇にある、どんなに水かさがあふれても流されない浮き島

このあたりは「諏訪大社御柱の謎」という本を参考にさせていただきました。
番号は同書籍記載のもの同様便宜上つけたものです、このうち、諏訪大社全体の七不思議は1〜7、上社の七不思議は1〜6と8、下社の七不思議は5〜11です。今回の一連の日記で触れていないものは3と8と10ぐらいですかね。9と11に関しては七不思議と気付きませんでいたが…。下社独自のものが多すぎるというのは不思議ですね。このあたり下社の成立(存在)の謎を解く鍵になるのかも。

余談:宿泊地など

今回泊まったのは二日とも上諏訪ステーションホテルという上諏訪駅西側にあるホテル。一泊7000円で、バイキング形式の朝食付き。温泉は入りたい放題。温泉はちと小さかったのですがまあ割と満足。
この一帯の温泉は枯渇を防ぐため温泉源を一括管理しているので、割とどこに入っても効用は同じだったりします。温泉のあるところ=宿泊施設であることが大半なので、どのホテルでも例外なく、温泉だけ借りて入るということが可能です。内装や設備は場所によりけりなので、色々試してみるのも良さそう。タオルは必携。

終わりに

さて、ここまで書いた以外にも諏訪に関連して別途書きたいことは色々湧いてくるのですが、そちらはその都度書くとして、ひとまず今回のレポはこれにて一旦終了。
ハレの3日間は終わって、ケの日常へ。