読書録

いろいろ滞っていますが、明らかに疲れからくるテンション低下が原因です。あと二ヶ月も研修(肉体労働)が続くってどういうことでしょうね。
ということで最近の読書録。小説類を中心に。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

世間で大人気の戯言シリーズの文庫版。西尾作品は以前に「きみとぼくの壊れた世界」を読んだことがあるので私にとっては二作目だったりする。本作はジョジョを初めとしたコアなネタを交えながらも意外にミステリしていたという印象で、予想していたよりまともだった。でも天才たちの集まる孤島からの真の天才の脱出って題材は「すべてがFになる」を髣髴をさせてどうにもなあ。わざとやっているのかもしれませんが……。
クドリャフカの順番 (角川文庫)

クドリャフカの順番 (角川文庫)

氷菓」「愚者のエンドロール」に続く古典部シリーズ第3巻。前巻までの話をすっかり忘れたまま読みましたが、文庫だと前巻が出てから6年経っているんですね。そりゃ仕方ない罠。今作は古典部4人の視点からなるザッピング形式となっていて、特にL視点だけは明らかにテンションがおかしいので笑える。しかし読みきってしまうとそれはそれで次作遠まわりする雛が気になってしまうなあ…。
デカルトの密室 (新潮文庫)

デカルトの密室 (新潮文庫)

id:d_pressureデカルトの「方法序説」を読み始めたのはこの本を読むためだったんだよ!」
「な、なんだってー!!」
というのはネタですが(100%ネタというわけでもなかったり)、まだ途中読みの段階なのであまり言及することがなかったりします。果たしてデカルトがどうかかわっているのか。