読書録もどき

ここ最近、かつて無いほどの更新間隔になりつつあるので適度に投稿してみる。年内は何かもうこんな感じかもしれないが。

  • 買って途中まで読んだ本

生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波新書 青版)

生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波新書 青版)

長らく重版されずレア本状態だったのがつい最近復活。著者は波動方程式で御馴染のシュレーディンガー。タイトルだけ見ると「何でシュレーディンガーが生物学を?」と思うかもしれない。第六章でエントロピーの話が出てくるが、これ以後に非平衡統計物理学が発展し、生体系、自己組織化の研究が開拓されていくという流れを知っていると面白いかも。

  • 買ったけど暫く読めそうにない本

赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫)

赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫)

下巻。文章のネチョネチョ感は翻訳本独特のもので訳者が変わってもそう改善するものでもないはずだから新潮文庫版で揃えた方が良かったかも試練と今更ながら思わないでもない。いや全く気分的な問題ですが。