SAW

今更視てみたシリーズ第2弾。ネタバレ極力なしで。

ソウ [DVD]

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密室に2人、それぞれ片足には足枷、部屋中央に死体。
こういう魅惑的な条件で唐突に始まる物語にはワクワクしないでいられないのだが、全部見終えると、ややガッカリ感が。初期設定とコンセプトは凄く良いのだけれど。
見始め辺りでは

  • 知恵を絞って部屋の謎を解いて脱出→2人で犯人を殴りにいく

という話かなと期待してたのだが、実際は

  • そんなん知るかボケ!無理矢理××して脱出

だったので。デスノートみたいに終始知略戦で駆け引きしながら進んでいく作品なのかなと思っていたけど、これは何と言えばよいのか、途中から脚本投げてないか。
あと中央の死体とか、部屋の謎解きに全然関与していないから、「これって○○だよね」って気付いた人は割と多いのではないかと。物語序盤で露骨にヒント出てるし。
この作品はサスペンスや謎解きを楽しむ作品ではなくて、極限状態の人間心理を楽しむ(楽しむと言って良いのか)作品であると知っておかないと正直辛い気がするのだが、事前情報一切なしだとむしろ楽しめない作品って何なんだろうと思う。
続編が6作まで出ていることから分かるように世間の評判も高いし、面白かったかと言われれば面白かったのだけど、何か今ひとつ私には合わなかった気がする。