読書録・夏休み編Vol.3〜強くてニューゲームの巻

まだ夏休みなのかよとか非難されそうな気もするが…。つーか今年度は授業取ってないんで、感覚的には夏期休暇もクソもないんですけどね。
んなことより、月曜日から2泊3日で広島行かにゃならんので、道中の時間つぶしにでも、と↓を買ってみたのだが。まさか買ったその日に読了してしまうとは。

七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男 (講談社文庫)

有名な作品ですし、講談社文庫の今年の100冊にもなっているので、多少ネタバレを含めつつ。
ゲームとかだと、クリアしたデータを持ち越して2週目以降に引き継いだり(クロノトリガーとか)、あるいはプレイヤー自身の記憶の持ち越しを利用したり(ドラクエ1,ドラクエ3における虹のしずく取得など)ということは良く知られているわけですが、本作はミステリにこういう超常現象を取り入れるとどうなるか、という壮大な実験作のように見える。
ちゅうか物語の仕掛け云々より、話が非常に綺麗にまとまってるから良いなあと書いておけばそれで十分な気もする。