芥川龍之介の河童を聴きながら芥川龍之介の河童を読んでみた

タイトルのまんまです。何となくやってみたい気分になったのでやってみた。反省はしていない。

芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)

芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)

いつかは芥川を読破したいと思っていたので、調子に乗って筑摩文庫の全集の方を買ってみた。
「河童」とは関係ないが、この巻に収録されている「海のほとり」という作品に

(中略)
Mの何か言いかけた時、僕等は急に笑い声やけたたましい足音に驚かされた。
それは海水着に海水帽をかぶった同年輩の二人の少女だった。
(中略)

という件があって、そこにわざわざ

女といえば、きれいな女は一人もいませんが、黒の海水着に、赤や緑の頭巾をかぶった女の子が水につかっているのはきれいです。(漱石あて書簡より)

と注釈がふってある。筑摩の人は何を狙ってるんだこれは、と読んだとき思ってしまった。
なんと言うか、バックベアード様に叱られそうな人だったのかなぁ>芥川氏。